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零売とは?処方箋なし販売のルール改正案をやさしく解説

零売(れいばい)という言葉を聞いたことはあるでしょうか。2026年10月21日付の薬事日報によると、厚生労働省は零売のルールを定める省令の改正案を公表しました。この記事では、一般の方に関わるポイントを、できるだけやさしくまとめます。

零売とは?処方箋なし販売のこと

零売とは、本来は医師の処方箋が必要な「医療用医薬品」を、処方箋なしで薬局が販売することを指します。医療用医薬品は、症状や体質、ほかの薬との飲み合わせなどを医師が確認したうえで処方されるのが基本です。

そのため、処方箋なしで購入できる薬は、ドラッグストアなどで売られている市販薬(OTC医薬品)とは別のものとして考える必要があります。

今回の改正案のポイント

報道によると、昨年5月に公布された改正医薬品医療機器等法(改正薬機法)の一部施行にあわせて、関係する省令の改正案がまとめられました。主なポイントは次のとおりです。

  • 医療用医薬品の処方箋なし販売は、原則として行わない考え方が示されています
  • 例外として認められるのは、省令で定める「やむを得ない場合」に限られます
  • 薬局で販売を担当する薬剤師は、購入を希望する人に「正当な理由」があるかを確認することが求められます
  • 例外的に販売する場合は、必要最小限の数量にとどめ、理由を記録して2年間保存することが義務づけられる方向です

省令は、来月(2026年11月)下旬の公布が予定されていると報じられています。施行の時期は、改正薬機法の関連規定の施行日にあわせて決まる見込みです。

私たちの暮らしにどう関わる?

今回の改正案は、薬局が処方箋なしで薬を販売する場面に、これまでより明確なルールを設けようとするものです。一般の方にとって大切なのは、次の点です。

  • 処方薬は、医師の診察を受けて処方箋をもらうのが基本です
  • 「いつも飲んでいる薬だから」と自己判断で薬を手に入れようとする前に、まず受診や相談を考えましょう
  • 時間がなくて受診が難しいときは、オンライン診療など、医師が関わる方法もあります

薬を使うときに気をつけたいこと

薬は、正しく使えば役立ちますが、体質や持病、ほかの薬との飲み合わせによっては、思わぬ影響が出ることがあります。

  • 症状が続くとき、いつもと違うときは、医療機関に相談する
  • 持病がある方、ほかの薬を服用している方、妊娠中・授乳中の方は、使う前に医師や薬剤師に相談する
  • 薬の名前だけで判断せず、目的、用法・用量、注意点を確認する

まとめ

零売のルールは、これから整理されていく見込みです。今後、省令が公布され、施行日が決まれば、薬局での対応も変わる可能性があります。最新の情報は、厚生労働省や薬事日報などの発表をご確認ください。

薬のことで不安があるときは、自己判断せず、医師や薬剤師に相談してください。

出典: 薬事日報「【厚労省】零売の改正省令案公表‐「やむを得ない場合」要件化」(2026年10月21日) https://www.yakuji.co.jp/entry140742.html

※本記事は報道をもとにした一般的な情報の紹介であり、法律上の判断や、個別の診断・治療を目的としたものではありません。内容は今後変更される可能性があります。