「今年こそ運動を始めよう」「食生活を見直そう」と決めたのに、数週間で元に戻ってしまった。そんな経験は、誰にでもあるものです。
それは、意志が弱いからではありません。最初から目標を高く設定しすぎて、習慣として根づく前に疲れてしまうことが多いのです。大切なのは、完璧にやることではなく、小さくても続けること。この記事では、健康習慣を無理なく始めるための10のヒントと、長続きさせるコツをご紹介します。10個すべてを一度に始める必要はありません。「これならできそう」と思うものをひとつ選んでみてください。
関連記事:「続けること」が健康の近道|今日から始める10の習慣
なぜ「続けること」が健康の近道なのか
きつい運動や厳しい食事制限は、短期間なら頑張れても、長くは続きにくいものです。反対に、少し歩く、食事に一品足す、といった小さな工夫は、毎日の生活に溶け込みやすくなります。
数年後の体を支えるのは、一度きりの頑張りよりも、毎日の小さな積み重ねです。国の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」も、「今よりも少しでも多く身体を動かす」ことを基本の考え方としています。思い立った今日が、いちばん早い始めどきです。
今日から始める10の健康習慣
1. 今より10分多く歩く
厚生労働省のガイドでは、成人は歩行などの身体活動を1日60分以上(約8,000歩)行うことが推奨されています。ただ、いきなりこの数字を目指す必要はありません。まずは「今より少し多く」から始めましょう。
- 買い物の帰りに、少し遠回りする
- 家のまわりを10分だけ散歩する
- 電車やバスを一駅分手前で降りる
雨の日は、家の中で足踏みをするだけでも十分です。
2. 座りっぱなしを減らす
仕事、食事、スマートフォンと、気づけば何時間も同じ姿勢で過ごしていませんか。同じガイドでも、座りっぱなしの時間が長くなりすぎないよう呼びかけています。
- 30分に1回は立ち上がる
- 電話は立って話す
- よく使うものを、少し離れた場所に置く
立つ、歩く、背伸びをする。それだけで、体への負担は変わります。
3. たんぱく質を毎食ひとつ足す
食事の量が減ったり、あっさりしたものを選びがちになったりすると、筋肉や血液の材料になるたんぱく質が不足しやすくなります。
- 肉、魚、卵
- 牛乳・乳製品
- 豆腐や納豆などの大豆製品
「朝は卵を1個足す」「昼は焼き魚を選ぶ」など、小さな工夫から始めれば負担になりません。
4. 水分をこまめにとる
年齢とともに、のどの渇きを感じにくくなります。気づかないうちに水分が足りなくなることもあるため、時間を決めて少しずつ飲むのがおすすめです。
- 朝起きたとき
- 食事のとき
- 入浴の前後
- 寝る前に一口
必要な量は、体格や季節、持病によって異なります。心臓や腎臓の病気などで水分制限を受けている方は、医師の指示に従ってください。
5. ゆっくりよく噛んで食べる
よく噛むと、唾液が増えて口の中の健康を保ちやすくなります。また、食事のペースがゆっくりになり、満足感も得やすくなります。
- 一口ずつ、味わって食べる
- 食事中は、スマートフォンを置く
- 定期的に歯科で口の状態を確認する
6. 人と話す機会をつくる
人とのつながりは、心の健康にも関わります。会話をすると気持ちが落ち着き、悩みを言葉にするだけで軽くなることもあります。
- 家族とその日の出来事を話す
- 友人に、短いメッセージを送る
- 地域の集まりや、趣味の教室に参加する
「今日は誰とも話していないな」と感じた日は、短い電話一本でも十分です。
7. 毎日ひとつ、新しいことをする
脳は、新しい刺激を受けると活発に働きます。大きな挑戦は不要で、小さな変化で十分です。
- いつもと違う道を歩く
- 作ったことのない料理に挑戦する
- 部屋に花を飾る、家具の位置を変える
8. 睡眠の質を整える
睡眠は、体と心を回復させる大切な時間です。長さだけでなく、質にも目を向けてみましょう。厚生労働省は「健康づくりのための睡眠ガイド2023」を公表しています。
- 日中は日光を浴び、夜は寝室を暗くする
- 日中に適度に体を動かす
- 寝る時間と起きる時間をそろえる
- 寝る前のスマートフォンを控える
しっかり寝ているのに疲れが残るときは、睡眠以外の原因が隠れていることもあります。続くようなら、医療機関に相談しましょう。
9. 転ばない環境を整える
転倒によるケガは、その後の生活に大きく影響することがあります。家の環境は、工夫すれば今日からでも変えられます。
- 階段や敷居の段差を減らす
- 浴室・トイレ・玄関に手すりをつける
- 滑りにくい履物を選ぶ
必要に応じて、住宅改修や福祉用具も上手に活用しましょう。
10. 完璧を目指さない
最後に、いちばん大切なことです。体調がすぐれない日や、気持ちが乗らない日は、お休みして大丈夫です。1日できなかったからといって、これまでの積み重ねが無駄になるわけではありません。
- 毎日できなくてもいい
- できる日だけでいい
- できなかった翌日に、また始めればいい
「毎日100点」より、「できる日を少しずつ増やす」ことを目標にしてみてください。
習慣を長続きさせる3つのコツ
| コツ | 具体例 | ポイント |
| すでにある習慣にくっつける | 歯みがきのあとにストレッチをする | 毎日必ずやる行動とセットにする |
| ハードルを思い切り下げる | 「30分歩く」ではなく「玄関を出て家の前まで行く」 | 始めやすいほど続けやすい |
| できた日を目に見える形にする | カレンダーに丸をつける | 小さな達成感が、次の日の力になる |
食事だけで補いにくいときは
忙しくて食事が偏りがちなときは、サプリメントを選択肢に入れる方もいます。buy multivitamin online のような通販サイトで、成分や内容量を比べてみるのもひとつの方法です。ただし、持病がある方や服薬中の方は、事前に医師や薬剤師に相談してください。
よくある質問
Q. 健康習慣は、何から始めるのがよいですか?
A. 「これならできそう」と思えるものをひとつ選び、まず1週間続けてみてください。歩く時間を10分増やすことは、始めやすい例です。
Q. 三日坊主になってしまいます。どうすればいいですか?
A. ハードルを下げ、すでにある習慣とセットにすると続けやすくなります。できなかった日があっても、翌日にまた再開すれば大丈夫です。
Q. 1日にどのくらい歩けばよいですか?
A. 厚生労働省のガイドでは、成人は1日60分以上の歩行などの身体活動(約8,000歩)が目安とされています。まずは今より少し多く動くことから始めましょう。
Q. 持病があっても、これらの習慣を始めてよいですか?
A. 運動や水分、食事には制限がある場合があります。不安がある方は、かかりつけ医に相談してから始めてください。
まとめ|まずは「ひとつ」から
健康習慣は、特別な道具や才能がなくても始められます。10の習慣のうち、気になったものをひとつ選び、1週間続けてみてください。その小さな積み重ねが、これからの毎日を支えてくれます。頑張りすぎず、自分のペースで続けていきましょう。
その他の健康情報は、「続けること」が健康の近道|今日から始める10の習慣 の関連ページもあわせてご覧ください。
参考情報
- 厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」:https://www.mhlw.go.jp/content/001194020.pdf
- 厚生労働省 健康・体力づくり事業財団「推奨シート:成人版」(身体活動・運動ガイド2023):https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/exercise/s-00-002
- 厚生労働省「健康日本21(第三次)」:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kenkounippon21_00006.html
- 厚生労働省 e-ヘルスネット:https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/
※本記事は一般的な健康情報であり、診断や治療に代わるものではありません。持病のある方や体調に不安がある方は、かかりつけ医にご相談ください。

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